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人間心理学

【人間心理学】恋愛や成長に必要?ロミオとジュリエット効果とは?

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ロミオとジュリエット効果の意味、名前の由来

ロミオとジュリエット効果とは?

特定の目的を持っている場合、邪魔な障害があった方が、
その障害を乗り越えるための気持ちが高まるという効果です。

その名の由来は、
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」からきています。

ロミオは、モンタギュー家の息子。
ジュリエットは、キャピュレット家の娘。

この二人がパーティで出会い恋に落ちます。
しかし、この両家は皇帝派(モンタギュー家)と教皇派(キャピュレット家)に分かれていて、
敵対する関係にあったのです。

この二人が結婚すれば、争いも収まると期待されました。
ですが、親友をころされたロミオは、人をあやめてしまいます。
そして、ジュリエットは別の男と結婚されそうになります。

ジュリエットはロミオに会うために、計略として意識喪失状態になる毒を服用します。

二人は出会いますが、
本当にジュリエットが亡くなってしまったと思ったロミオは、
自ら毒を飲んで亡くなってしまいます。

意識喪失状態から覚めたジュリエットもロミオの短剣で後を追いました。

二人の顛末を知った両家は、悲しみに暮れ和解する。
という物語です。

戯曲の最後は悲劇ですが、
障害があればあるほど燃えて高ぶっていき、いい結果をもたらす可能性もある
というのがロミオとジュリエット効果です。

遠距離恋愛や復縁、片思いとロミオとジュリエット効果

ロミオとジュリエットは、運命に翻弄される人たちの悲劇の物語です。
恋愛でも、二人のように障害があり乗り越えようとしている人がいます。

何も不都合のない関係より、
障害がある関係のほうが、強く繋がるようになります。

今は、電話だけでなくスカイプなどの方法もあり、
遠距離恋愛も昔より近いものになりました。

ですが、実際に会えないというのは変わりません。
その会えない時間が障害となり乗り越える時、より関係を強くさせます。

一度、離れた関係も改めて向き合い、
それまでの空白を乗り越えようとすると一層、深い関係になるでしょう。

それが、もし片思いだったとしても、
簡単に手に入るものよりも手に入りにくいものの方が価値を感じる(希少性の法則)ので、障害を乗り越えようとします。

障害があるからこそ、見えてくること感じることもあるのです。

ロミオとジュリエット効果の恋愛観に憧れるな?

障害があると乗り越えようと燃える、ロミオとジュリエット効果。
恋愛で反対されても、それを障害だと思い乗り越えようと燃える。

しかし、その反対が本当にあなたを思っての助言かもしれません。
人は主観でしか物事を見てない上、自らが考えられる事しか出来ません。

自分の出した答えが正しいなんて事はなく、間違っていることも多いのです。

ロミオとジュリエット効果は、
良い面も悪い面もあり、この心理に翻弄されては悲劇を招くだけです。

その障害が果たして邪魔なものなのか助言なのか冷静に判断すべきです。


ロミオとジュリエットに憧れる人もいるかもしれません。

しかし、悲劇は悲劇。
乗り越えるべき障害は、乗り越えるべきなのです。


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