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価値とは?希少性の原理の意味と具体例
希少性の原理とは?
その物が希少であればあるほど、価値が高く感じる心理のことです。
- 数量限定や地域限定
- 一緒に過ごす時間が短い
- なかなか逢えない
など、
それが物であっても人であっても、希少性の原理は働きます。
ダイヤモンドなどの宝石類、金や銀などの貴金属類が
なぜ高いかというと"希少性"があるためです。
流通量や埋蔵量が少なく、さらに需要があるために価値が高まるのです。
なおかつ、
見た目の美しさから価値があるのは当然といったイメージも希少性を高めています。
そして、これら一つの要素でも崩れると、
その希少性は無に近いものになってしまいます。
限定と付く類の物も流通自体を限定するために、
希少性が生まれ価値を見出す人が多く出てきます。
「今、手に入るチャンスを逃すと・・・」
得るものよりも失うものの価値のほうが高く付くということです。
これが、希少性の原理です。
使い方は?恋愛やマーケティングにおいての希少性の原理
恋愛テクニックやマーケティングにおいて、
希少性の原理というのは容易に使えて絶大な効果を生みます。
人は自由を限定されると(失うと)、反発し自由を取り返そうとします。
(心理的リアクタンス)
恋愛で言えば、
- なかなか逢えない(自由の限定)ために逢いたくなる(反発、自由の回復)。
- なかなか誘いに応じてくれないために手に入れたくなる。
など、
恋愛において、自分は商品のようなものです。
安売りしたり、粗野な内容であれば良い売れ方はしないです。
希少性を意識することにより、価値が生まれ中身も伴います。
マーケティングで希少性の原理は、非常に効果的に使われます。
- 初回限定盤
- 地域限定
- 期間限定
- 数限定
など、
流通に制限を設けることにより希少性を高めて、購買意欲を高めるというのがあります。
ここで大事なのが、限定にする理由があることです。
- ご当地との関連であったり
- 季節に沿ったものだったり
- ハンドメイドであったり
信頼ある理由が付くことで、さらに希少性の原理の効果は強くなっていきます。
(これらはロミオとジュリエット効果でもあり、手に入れることへの障害があるほど、その思いは強くなります)
ブランド、プレミアムの嘘?商品価値あっての希少性の原理
価値が高まるからといって、
なんでもかんでも希少性を出せばいいというものではありません。
希少性が出るものには条件があるのです。
それは、"すでに価値を持っている"こと。
- 宝石類、貴金属類は輝いていて美しい
- 三大珍味はクセになる味
- ブランドではデザインや機能性
- プレミアムは豪華
それらには、すでに一定の価値があります。
そこへ希少性の原理が働くと、価値はさらに高まっていく。
ハロー効果もそうですが、一つの価値から他の価値へと繋がり広がっていくのです。
あくまで希少性の原理は原理でしかなく、
そのものに価値を見出されなければ、広まることもないのです。
資源や時間は有限です。しかし、欲望は無限です。
そのため、需要と供給の関係により希少性がなくなることはありません。
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