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モチベーション向上?ホーソン効果の名前の由来や意味、事例
ホーソン効果とは?
注目や期待をされているとモチベーションが上がるなど、
他の人の行動に影響を受ける効果です。
アメリカのホーソン工場で"調光と生産性の関係性"を調べるために、
「生産性に関する実験を行う」ということを作業員に伝えました。
結果、光の明るさに関係なく生産性は上がりました。
それは何故かというと、
「実験を行っているため注目されている」
「だらしない人間に見られたくない」
という作業員の心理が
モチベーション向上につながり、生産性が上がったのでした。
効果の名前は、この実験結果が出た工場から付けられています。
人は、他人の影響を受けやすいです。
- 一人の作業の時よりも誰かが見ている。
- 誰かと一緒にする作業の方がモチベーションが維持できる。
- 誰かが見ている方が効率よく進めることが出来る。
これがホーソン効果です。
他にも、
信頼される医師が患者を期待されていると、
患者の行動が変化し、結果良い方向へ向かうということもあります。
癌などの末期患者だと、
信頼する人が大勢お見舞いに来ると、長く生存するという結果も出ています。
教育に応用?影響のホーソン効果
多数の人を指導する場合、
その人達のモチベーション向上には、ホーソン効果を適用すると良いでしょう。
注目されているという心理が生産性向上につながったように、
"みんなに注目されている"という心理がやる気を起こさせるのです。
何かをするには、一人で淡々と作業するのもいいですが、
誰かと協力したり、競い合ったほうが集中力も継続力も上がります。
お互いに影響し合った結果、評価につながります。
協力することで仲間意識が強まり、助けたり助けられたり、
互いに支え合う関係を作ることができます。
ライバルがいると、戦略を練ったり洞察で探ったりして
新たな発見を得ることも出来るでしょう。
切磋琢磨すると影響しあって向上していく理想の形ができます。
習慣を克服?ホーソン効果で良い影響を受ける
習慣を断ち切ったり、理想の自分を追い求めているなら、
ホーソン効果を活用することできます。
嗜好品の習慣を断ち切るには、それらから離れることはもちろんのこと、
やらない人と付き合うというのが良いです。
嗜好品の習慣がない人と接することで、その人から断ち切る影響を得ることができます。
また、自分の理想の姿があるなら、
理想としている人と行動を共にすることが効果的です。
結果的に、その姿に近づくことができるかもしれません。
理想の人の理想の姿の影響を、近くで受けるのです。
否応にも人は、他人の影響を受けてしまいます。
影響を受けるなら、良い影響を選んで受けてみましょう。
誰かのモチベーションを維持し、さらに向上させたいと思うのでしたら、
ホーソン効果の他に、プラシーボ効果、ピグマリオン効果、エンハンシング効果と似た効果があります。
これらを同時に発揮させると良い結果につながるでしょう。
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