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断捨離が難しい?保有効果の意味、実例
保有効果とは?
自分の所有するものに価値を感じ、手放すことを惜しく感じる効果です。
人間の保守的な部分が出る効果です。
得るものよりも失う方を恐ろしく感じるため、
自分の所有するものを守ろうとします。
例えば、迷惑メールなどで、
「お金あげます」
というような件名で送られてくると、
初めから疑い、開こうともしないでしょう。
しかし、
「支払いが滞っています」というような件名で送られてくると、
それが例え、詐欺メールだとしても開いてしまう人が多いです。
得る「お金あげます」
失う「支払いが滞っています」
人は、自分の保有しているものが失われると感じた時、思わず反応してしまうのです。
部屋の掃除をしていると、懐かしい物や使わなくなった物が出てきます。
捨てることが出来ずに、掃除が終わらないということが誰しも経験あるのではないでしょうか?
それらは、もう使わないにもかかわらず、
自分の中で価値が高くなっているために、捨てることが出来ない。
これが保有効果です。
試着返品OK?マーケティングで見る保有効果
試着OK、返品OK、しかも無料。
こういうお店が多いです。
ここにも保有効果が効果的に使われていて、
一度、試着して保有(した感覚)すると、
その着心地などが余程悪いとかでない限り、購入に至る場合が多いです。
そのため、試着室が必ずと言っていいほど、お店にはあります。
返品も一度手にして試し保有することで手放しにくくなるということを
お店側は知っているのです。
(返品するのが面倒という心理もあります)
それが、まだ購入していないものや、試作品でさえ、保有効果は、簡単に発揮されるのです。
捨てられない?保有効果に反発
誰にでも愛着の湧いたものが、あるのではないかと思います。
それが子供でも大人でも関係なく。
- ぬいぐるみ
- おもちゃ
- 車
- 携帯
- PC
他人にとっては変わらぬものでも、自分のものとなると、
価値が高くなる保有効果。
もう手に入らないものだったり、幾度と触れてきたものだと、
捨てる、手放すことは難しいかと思います。
あなたにとってプラスになるものであれば、保有していて良いと思います。
ですが、もしかしたらまだ使えるんじゃ?だとか、
貰い物だからという理由だと捨ててもいいかと思います。
物を手放すということは、ダイエットに似ているといえます。
急激に減らそうとしても続きません。
習慣的に取り捨ての癖をつけるのです。
捨てるだけでなく、あげたり売ったりする方法もあります。
きっと身軽になった分だけ、新しい何かを得ることが出来るかもしれません。
愛着が湧いたものを手放すのは容易くありません。
プラスになるものとそうでないものを分けることから初めて、
心の余裕を手に入れたいですね。
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