スポンサーリンク
いい意味はない?スノッブ効果の語源
スノッブ効果とは?
手に入りにくいものや他人と違うものに価値を見出し、
入手困難になる程、需要が高まる効果のことです。
人は手に入りにくいものに価値を感じやすいです。
希少性に価値を感じ、自己顕示欲を満たしたいと思う人も少なくないので特にブランド関連の物が売れます。
スノッブ効果は物に関わらず、スポーツチームや考え方などにも当てはまります。
心理として他人と同じものは嫌だったり、
同じだと恥ずかしいと思う人がこの効果の傾向に多いようです。
元々「スノッブ」という単語には、
「見栄張りの気取り屋」「嫌味な人物」「紳士気取りの俗物」
というような不名誉な意味があり、
物の価値よりも、それにより自分がどう見られるかに着目をする。
揶揄の意味を含んだ効果なのです。
マーケティングに効果絶大?スノッブ効果の具体例
非常に似た効果に「心理的リアクタンス理論」がありますが、
これは、どちらかと言うと受動的なものです。
スノッブ効果は、能動的で自ら進んで手に入れようとする効果になります。
2つとも限定品と名を打って購買意欲を沸かせようとしますが、
スノッブ効果は能動的なので、特に売り込む必要がありません。
- 世界に~個
- 誰も持っていない
- あなただけしか~
- あと~個
といった宣伝文句が有名です。
これらを手に入れることにより、独占欲や優越感を得られます。
しかし、供給が増えると途端に需要が減ってしまうのがスノッブ効果の特徴でもあるので、
制限するというのがマーケティングの重要な部分です。
バンドワゴン効果の逆?スノッブ効果との比較
流行っていたりみんなが使っているものを進んで取り入れる人がいる反面、
手に入りづらい、誰も持ってないものを探し求めてる人がいる。
バンドワゴン効果は、流行を追う、勝馬に乗るといった効果でした。(アンダードッグ効果は、負け犬効果)
スノッブ効果は、バンドワゴン効果の逆の意味で、流行に乗らずに他人に迎合しないという効果です。
この2つの効果、同時に打ち出されることもあり、
「あの大流行の***、在庫残りわずか」
というような広告なんかは、
バンドワゴン効果とスノッブ効果の上手い併用と言えます。
どちらの効果になると良いというわけでなく、自らの意思を持って本心から望むものを手に入れるというの当然であり本来の形であります。
みんなが良いといっているから、自分も良いと感じるわけではないし、
他人と違うから良いと言うのは、ただのスノッブなだけです。
スポンサーリンク