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人間心理学

【人間心理学】犯罪防犯?抑止力の割れ窓理論とは?

 
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防犯意識?割れ窓理論の意味、事例

割れ窓理論とは?

軽犯罪を徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を抑止できるとする理論です。

窓を割るのは、心理的に気がとがめるものです。

しかし、すでに割れている窓があると、
その気がとがめる心理も低いものになります。

割れた窓を放置していると、防犯意識の低さから更なる犯罪を誘発してしまう。

これは、窓だけでなく道に落ちているゴミや落書きにも当てはまり、

「すでに捨てられているから」
「すでに書かれているから」

という、自制の乏しい人が後を追ってやってしまいます。

そこから治安が悪くなっていき、凶悪犯罪が発生してしまう。
と理論づけたのが割れ窓理論です。

ディズニーランドでは、
些細な傷や破損も見逃さず修復することにより、従業員や来客のマナー向上に成功しています。

ノードストロームという、アメリカのデパートでは、
割れ窓理論を逆手にとって、落ち着いたピアノの生演奏を提供して、
店内のマナー向上、成果に繋げています。

小さなところから対策をすることにより、大きな問題を回避するという狙いがあるんですね。

恋愛に応用?割れ窓理論で危機回避

 

割れ窓理論の身近な例は、部屋の片付けでしょう。

丸めたティッシュや読んだ本、脱ぎ捨てた服などを放置していると、
そこから散らかっていき、改めて掃除しなければなりません。

このように小さなことから大きくなっていくのであれば、
人間関係などにも応用できます。

小さな亀裂を放置すると次第に大きくなっていきます。

恋人関係などでは、あえて言わずに我慢して気づかないかもしれません。
ついに我慢できなくなり、別れを切り出される。

こんなやり取りが、今もどこかで割れた窓のようにあるのでしょう。

理論を知っていれば、小さな亀裂を修復する意味と大事さがわかるはずです。

嘘?割れ窓理論への批判

軽犯罪を取り締まることにより、凶悪犯罪を抑止するという割れ窓理論。

この理論に対して、批判があります。

それは、
対策を始めた頃には犯罪などが収まってきたこと、
犯罪を起こしがちな年代の人口が減ったこと、
などが挙げられ、

犯罪を起こした人達を治安の安定した場所に住まわせると、
割れ窓理論では犯罪が減少するはずです。

ですが、その人達は以前と同じ確率で犯罪を犯したという例もあります。

上記のディズニーランドは、
夢の国へ遊びに行くという人の意識が元々高いため、
ポイ捨てなどは殆ど無いともいえるのではないでしょうか?

ノードストローム(アメリカのデパート)も買い物目当ての上、
人も多いということが犯罪を遠ざけているのかもしれません。

どちらにしても、綺麗な環境にするという試みはいいものだと思います。

 


「約束の時間を破る」
「決められた期限を守らない」
「小さくても嘘をつくなど」

これらを見逃していると、やがて大きな問題に変わるかもしれません。
割れた窓は修復しましょう。


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