" />

人間心理学

【人間心理学】ギブ・アンド・テイク?お返しの返報性の法則とは?

 
スポンサーリンク

情けは人の為ならず?返報性の法則の意味、事例

返報性の法則とは?

誰かに何かしてもらうと「自分も何かお返しをしなければ」と思う心理のことです。

何か親切にしてもらって助かったという経験あるでしょうか?
「そのしてくれた人にお礼をしなければ」という思いが湧いてくると思います。

人は何かしてもらってばかりいると罪悪感を感じます。
自分だけこんなにしてもらって悪いな、と心苦しくなるんですね。

人は感謝などの気持ちも込めて、お返しをしたいと思います。
それこそが返報性の法則です。

返報性の法則は、とても身近な心理なので、
あらゆるところで見かけることができます。

  • 挨拶をされると、挨拶を返す。
  • 年賀状やお歳暮をもらって、こちらからも送る。
  • プレゼントやバレンタインのお返し。

これらは、同調現象ミラーリング効果に近いものがあり、
相手に自分を見ている状態でもあります。

また、悪意を向けられると悪意で返すなど、
後ろ向きなことでも返報性の法則は作用するので注意が必要です。

マーケティングや恋愛でみる返報性の法則のコツ

 

マーケティングと恋愛は似ています。
悪い扱いをすれば、悪い結果がついてきます。

しかし、
お客さんのために、恋人のために、
与えるということをすれば、きっと恩恵や好意が返ってくるでしょう。

必ずしも購買や成就に至らなくても、次に繋がる可能性があります。
繁盛している店やモテる人というのは、相手のことを考え与えることに徹しています。

マーケティングでは、
無料サンプルや試食などを設けて、まず商品に触れてもらいます。

本当にいいものであれば、そこで買ってもらえますし、
返報性の法則によって、貰ったからと一つ買って貰えるかもしれません。

恋愛においても、まず好意を伝えます。
人は好意を持ってもらえるというのは嬉しいものです。

そして、相手のために喜びや感動を与えます。

あなたが余程、嫌われるような人でない限り、
相手も悪い気はしないでしょう。

返報性の法則によって、相手もあなたのことが気になる存在になる可能性も十分あります。

感謝される

これが、マーケティングや恋愛でみる返報性の法則のコツです。

詐欺?返報性の法則を悪用する人達

何かしてもらったらお返しをしなくては、と思う人は多いです。
その心理を利用して騙そうと考える人もいます。

何かを親切にしてあげて(ある時は強引にでも)、
後で高額な詐欺商品を売りつけます。

親切にしてもらった手前、邪険にもできず受け入れてしまうといった手口があります。
特にお年寄りが被害に遭うケースが多いです。

お年寄りの中には、家族との関係も希薄になり孤独な人もいて、
その寂しさに親切心でつけ入るというケース。

他に健康の不安や資産の不安など騙す要素が多いためと言われています。

被害に合わないようにするためのポイントとして、

  • 借りを作らないようにする。
  • 借りができても、すぐに返してリセットする。
  • 相手の親切が心からなのか、裏があるのかを見定める。

基本的に、返報性の法則を悪用した詐欺は人の良心を利用します。

人を疑うということは、人を知るため、身を守るために必要な手続きです。

 


情けは人の為ならず・・・恩恵は巡り巡って返ってくるから、人に親切にしようという、諺です。

与えられることを考えるより、与えることを考えると、新たな発見があるかもしれません。


スポンサーリンク



-人間心理学
-

Copyright© 心理学~仕事や恋愛、資格検定などに役立つ~ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.