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ワクチンとウィルス?接種理論の意味、事例
接種理論とは?
予め、マイナスの要因を受けておくことで、
その後に受けるマイナスに耐性が付くという理論です。
わかりやすい例えに、インフルエンザの予防接種があります。
そもそも予防接種で打つワクチンとは何なのか?というと、
実は、インフルエンザウィルスを弱めたものがワクチンなのです。
その弱いウィルスを体内に打ち、
体がそのウィルスに打ち勝つことによって抗体ができます。
そして、強いインフルエンザウィルスが入ってきても、
その抗体の抵抗力によってインフルエンザにかからなくなるのです。
このワクチンのように、弱いマイナス要素を予め取り入れておくことで、
後に、強いマイナス要素が入ってきても、負けることのない耐性が備わる
というのが社会心理学者マクガイア提唱の接種理論です。
ビジネスや恋愛などで効果的な接種理論
ビジネスでの商品や人間には、必ずと言っていいほどマイナス要素があります。
そのマイナス要素をひた隠しにして売り込むのではなく、
あえて初めに挙げておくのです。
例えば、
売りたい商品があった場合、
他社と自社の商品を比べ、他社より劣っている部分を初めに伝えます。
しかし、その後で他社より優れている部分を伝え、短所が長所を上回った場合、
顧客は、「短所を踏まえて」商品を決定するため、商品に対してより強い信頼を持つことになります。
もし、短所を伝えていなかった場合、後に不具合が出て問題になりかねません。
恋愛でも、
自身を商品として売り込むようなものなので、
商品を自分に当てはめるとわかりやすいかと思います。
もちろん、短所を上回る長所がない場合、買われないですが・・・。
詐欺、悪徳商法などに騙されないために(接種理論)
世の中には、人を騙して金をせしめようと考える人が存在します。
自分には関係ないだとか騙されない自信がある、
といった人もいますが、そういう人に限って騙されてしまいます。
さらには、騙されたことに気がついていないケースもあり、
様々な詐欺の手口が現れて、その手口も非常に巧妙になっています。
騙されるわけ無いの壁を悠々と飛び越えて、
あなたから金をせしめようとするのです。
しかし、接種理論によって考えが変わり、騙されないの壁をより高くすることができます。
接種理論は、予め弱いマイナス要素を取り入れて耐性を付けて、
後に強いマイナスが来ても打ち勝つという理論です。
詐欺師は、常に騙しやすい人を探し狙っています。
無知であればターゲットとして目をつけられ、あの手この手で騙そうとしてくるでしょう。
詐欺に騙されないようにするには、予め詐欺や悪徳商法の手口や対策を聞いたり、
騙す人、騙されやすい人の特徴なども大まかに知っておくことで避けられます。
強いマイナスが現れた時、
「これは、詐欺なのではないか?」という、耐性、冷静な判断ができるようになります。
当然のことながら、「弱い」マイナスであることが条件です。
「強い」マイナスを受けて、ダメになってしまっては、本末転倒になってしまいます。
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