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ツァイガルニク効果の例、あの○○が有名
ツァイガルニク効果とは?
未完成なもののほうが完成されたものよりも、
"記憶に残りやすくて想起されやすい"という効果です。
完成させようして取り掛かると長く緊張状態が続き、
その緊張状態は完成された時に解消されます。
そして、弛緩した緊張は記憶から忘却されやすくなる。
しかし、未完成のまま放置したり、
完成という目標が達成されないでいると、
それに対しての記憶は持続されたままとなり、想起されやすい。
身近な例だと、
TV番組の「続きはCMの後」やTVドラマの「続きは来週」など。
全てを見せず、途中で終わることにより、
"視聴者の記憶をCM明けまで来週まで記憶を繋ぎ止めておく"
緊張感を次まで繋ぎ止めておく、これがツァイガルニク効果です。
他に、ミステリー(明かされない部分が多い)や片思いの恋(達成されなかった)、
相談を受けた(結果を聞かされていない)など、
すべて見せられるよりも隠されてたり、成就しないほうが記憶に残りやすいのです。
ツァイガルニク効果を知って恋愛や勉強も有利に?
人間は完成されていません。
誰しも未完成な部分があって、その部分が個性とも呼ばれたりします。
なので、劣っている部分があると落ち込むことはないのです。
そもそも何を持って完成とするかが曖昧なところもあります。
勝手に自信を失ってしまうことはありません。
ツァイガルニク効果は、未完成の方が記憶に残りやすいという効果なので完璧にやり切る必要はないのです。
例えば、デート。
プランを立てて、その通りに行こうとすればするほど余裕がなくなり、
予定が狂うと落ち込んでいく。
自信をなくし、魅力が激減・・・。
しかし、本当はデートは未完成な方がいいのです。
もっと、傍にいたいという時にバイバイする。
相手も、(もっと一緒にいたいのに・・・)
と思うぐらいがちょうど良いのです。
完璧なデートプランを完璧に遂行すると、あなたは満足かもしれません。
ですが、あなたのことが記憶に残らないかもしれないのです。
もちろん記憶に残るかどうかはデートの内容によりますが、
相手を繋ぎ止めたいと思うなら未完成の完成を目指しましょう。
ツァイガルニク効果を勘違い?未完成のワナ
いくら完成されてないほうがいいからといって、
精進することを怠るのはいけません。
未完成は劣っているということではないのです。
未完成という完成。
わびさび。
前述の「続きはCMの後」というのも、
元の形が完成されていて、ツァイガルニク効果が発揮されているのです。
デートの例を出しましたが、
内容がいいのはもちろん、互いに満足することが前提です。
CM前の番組がつまらないものであれば、CM明けで見てもらえるわけがありません。
未完成の形を間違えると確実に失敗します。
「続きはCMの後」というのは、あまり気分がいいものではないかもしれません。
しかし、それでも我慢して見てしまう。
見逃すと気になってしょうがなくなる。
このツァイガルニク効果は古典的で、
誰もが実感したことがあるためわかりやすく、効果は確かなものです。
囚われるのではなく、捕らえてしまいましょう。
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