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人間心理学

【人間心理学】第三者が肝?間接的だと信憑性が増すウィンザー効果とは?

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直接的より間接的?ウィンザー効果の由来、語源は?

ウィンザー効果とは?

直接伝えられるよりも、
第三者を介して伝えられる方が信憑性が増すという効果です。

名前の由来は、1991年の小説「伯爵夫人はスパイ」(アーリーン・ロマノネス)。
ウィンザー伯爵夫人の

「第三者の誉め言葉がどんな時にも一番効果があるのよ、忘れないでね」

というセリフからきています。

もっとも身近な例が「口コミ」です。

なにかの商品のレビューや作品のレビューなど、
日本人は特に口コミを気にする人が多いです。

直接、販売者や製作者が伝えても、
その商品を売りたいがためと人は疑います。

しかし、第三者がレビューすると、

客観的に見た人が良いというならば・・・

と信憑性をもって受け取ります。
(自作自演でレビューする人もいるので、一概に信じることは出来ません)

このように、直接的よりも間接的に伝えられたほうが信憑性がある効果がウィンザー効果です。

知らぬ間に?恋愛やマーケティングでのウィンザー効果の使い方

恋愛を成就させるのも商品を買ってもらうのも
それ自体が知られてなければ意味がないです。

人や商品が魅力的であれば噂になるでしょう。

「あの人、すごい良い人だよ。感謝している」
「あの商品、買ってよかった。超便利」

と聞くと、それに対して好印象を持ちます。

そこから、ハロー効果バンドワゴン効果を引き連れて行くと雪だるま式に効果は絶大なものになっていきます。

注意したいのは、本当に良い人でいい商品である必要があるということです。

でないと「思っていたほどではなかった・・・」という落差から
大きな低評価を下される可能性があります。

自作自演でレビューなどをして、中身と評価が食い違ってしまい、
最終的には低評価で収まるというケースも多いので、
ウィンザー効果の下手な工作は無意味に終わることでしょう。

恐ろしいウィンザー効果を利用したネガキャン

効果には良い面と悪い面があります。
ウィンザー効果も例外ではなく、悪い面にも効果は絶大です。

ネガキャン(ネガティブ・キャンペーン)は、
あえて悪い噂を流して対象を貶めようとする方法です。

貶めたい対象のレビューや噂に悪いものを流し、
新規で知る人に悪印象を植え付け、駄目にする。

それによって、
ネガティブなイメージを引き連れたことによって、
損害を被ったケースもあります。

しかし、本当に良い人良い物であるなら、
ゲインロス効果でロスからゲインへ移行し、高評価を得る可能性もあります。

どちらにせよ良いもの、求められているものが残るということです。


良いレビューや噂が「嘘」の場合があります。
悪いレビューや噂が「嘘」の場合があります。

それが信頼できる人の情報だとしても、間接的に変わりがありません。

もっとも大事なのは、
直接触れてみて、自らの意見を持つということです。


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