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消費の非合理性?顕示的消費、ヴェブレン効果の意味、具体例
ヴェブレン効果とは?
ブランド品などの価格が高く設定されたものを手に入れると、
購入者の自己顕示欲が満たされる効果のことです。
例えば、"100円のボールペンと1万円のボールペン"
同じものだとしても、満足度や扱いが変わってくるはずです。
ピンからキリまでの値段がある"栄養ドリンク"
プラシーボ効果も加えて、値段が高い方が効き目ありそうな気がしませんか?
商品は安値であれば売れやすいということがあります、
ですが、価格を下げればいいというものでもなく、
あえて高いままでブランド化すると、ヴェブレン効果が発揮するということもあります。
このヴェブレン効果の他にバンドワゴン効果、スノッブ効果、
これらの効果は、消費の外部性として3つ共に語られることが多いです。
"ブランド"という誰もが持っているわけでない物。
希少性があり目を惹くブランドを手に入れ持つということが、
ステータスとしてラベリングされます。
見せびらかし自己顕示欲を満たすための顕示的消費がヴェブレン効果です。
ブランドやファッション?ヴェブレン効果の特徴
ブランドを買うというのは、安心を買うという意味であるとも言えます。
ブランドに身を包む事がステータスとしている人もいて、
その人の根底にヴェブレン効果が発揮しています。
限定に惹かれ(希少性の原理)、ブランドを一つ取り入れると一式揃えたいと思い(ディドロ効果)、ブランドに相応しいと思い(ラベリング効果)、そのように見られる(ハロー効果)。
いろんな効果を引き連れて、多くの人が買い求めるのも当然のように思えます。
一度上げた生活水準は下げるのが難しいです。
ブランドを手放せなくて苦悩する人もいるため、
身の丈にあった計画的な判断をする必要があります。
批判?ヴェブレン効果に騙されないように
価格の高い商品=良質な商品
価格の安い商品=粗悪な商品
と単純な見方しかしない顧客が相手だと、価格を下げる必要がなくなります。
ブランド品がありえない値段で売れてしまう基本的な要因は、ヴェブレン効果です。
このヴェブレン効果に騙されないようにするには、本質を見ることです。
商品の多くは"価格と質は比例しているもの"ですが、
中には粗悪な質でヴェブレン効果を利用した物もあるので、冷静になって本質を見るようにしましょう。
誰もが見栄を張り、優越感に浸りたいかと思います。
しかし、それは自己顕示欲が満たされ、心地良いという一時的なものに他なりません。
最悪、依存したり破産したりするケースもあるので、気をつけなければなりません。
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